【コラム】手術室の裏話👂手術に入るだけじゃない!手術室看護師の仕事

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今回は、器械出し・外回り以外の看護師の仕事についてお話します♪

皆さんは、「手術室で看護師として働いている」と聞かれると、
どんな仕事をイメージされるでしょうか?
手術中に患者さんの状態を観察してパソコンで記録をしたり、必要な物品を取ってきたり
清潔野で先生に言われた器械を渡したり…という想像をされるかと思います。
医療ドラマの手術シーンで取り上げられるようなイメージですね💡

病院によっては、「看護師は手術に入るだけ」という所もあろうかと思います。
(特に救急指定病院や総合病院など忙しい手術室では、手術以外の業務は外部注文していたり、看護師以外のスタッフで補ったりもします。)

私が勤務している病院も救急指定病院で、様々な診療科があるのですが
手術以外の一部の業務を外注している場合と、手術以外でも看護師で行っている業務とがあります。

この記事では、手術に入る以外の時間は一体何をしているのか?(私の場合)についてお話しますね(*’▽’)
もちろん仕事はこれだけでは無いですが、代表的なものを紹介します♪

目次

器械・器具の手入れ

手術室の隣に「中央材料室」(中材)という部屋があります。
ここには、手術で使った器械を洗うための洗浄機が複数あったり
滅菌の準備をする為の様々な道具があったり
洗濯機が置いてあったりします。
覆布などは業者に委託していますが、バスタオル等は院内で洗濯しています。
滅菌機の扉(滅菌前側)があったりします。ちなみに滅菌後に開ける側の扉は、
滅菌後の器械や器具を保管している部屋と繋がっています。
私が勤務している病院では、午前中は前日の手術で使用した器械の手入れやセット組みなどを行っています。
前日に器械を洗浄機に入れて帰り、次の日に滅菌の為のセット組み→午後の手術に間に合うように滅菌をするというのが
朝のルーチンワークになってます・w・

ほとんどの器械は「手術の器械を洗う専用の洗浄機」があるので、それで洗う事ができますが
一部、構造や素材の問題で洗浄機に入れられない器械は所定の方法に従って手洗いを行います。

手術に使用する器械のお手入れやセット組なども、手術室看護師さんの大切なお仕事なんですね。

麻酔カートのチェック・補充

病棟では「救急カート」みたいなものがあるかと思いますが
手術室では「麻酔カート」というものを置いています。※コレの名称によっては名称が違う病院もあると思います。
麻酔カートとは、全身麻酔の際の気管挿管や麻酔薬に関連する物品をまとめて保管しているものです。
チェックリストに従って1日1回は必ずチェックするようにしています。
(私が働いている病院だと、朝イチでチェックしてます。)
緊急手術も多い病院なので、物品が正しく補充されていないと困るんですね(´・ω・`)

麻酔器のチェック

手術中に、麻酔科の先生が主に扱っている器械があります。
麻酔器の説明としては、「麻酔中の患者さんの呼吸や麻酔を管理したりする器械」と思っていただくと分かりやすいかなと思います。
下の画像のような器械です。

麻酔器

実際に扱うのは麻酔科の先生ですが、チェックや手入れなどは手術室看護師が行います。
これについてもチェックリストがあるので、それに則って様々な項目を確認していきます。

手術室の管理・清掃

麻酔カート以外にも、手術室には棚や引き出しのようなものが沢山あり、それぞれ決められた物品をしまっています。
手術室に置いている薬液や物品の在庫のチェック、補充も大切な仕事です。
物品チェックリストのようなものが、恐らくどの手術室にもあるかと思います。
手術室に置く物品の在庫数は、それぞれ決まっているので
手術で使用して減っている物品があれば、急に使用する事になった時に困らないよう空いている時間に補充を行います。

清掃は業者にも委託しているのですが、1回1回の手術が終わった後は基本的に看護師で行っています。

前日の手術で切除・摘出した臓器の処理

手術の中で、臓器の一部を切除したり摘出したりする場合があります。
分かりやすいもので言うと、ガンなどの病変の場合や、その他でも摘出部位の精査が必要な場合などですね。
手術の中で摘出したものがあれば、手術室の横に併設されている病理解剖室に外回りの看護師が運びます。
※この時点では、「運ぶ」だけです。

手術が終わった後、基本的には執刀医が摘出した臓器を使って患者の家族に説明を行います。(患者や家族の希望で行わない場合もあります。)
その後に虫ピン等で臓器を土台に固定し、ホルマリンに沈めます。

次の日に、看護師がそのホルマリンから臓器を取り出し、虫ピンと土台を取り除きます。
特殊なバッグ(ジップロックみたいなやつで液漏れしない特殊な構造のもの)に入れて、新しいホルマリンを注ぎます。

ちなみにホルマリンは毒物及び劇物取締法により「劇物」に指定されており、人体には非常に有害な物質の為、注意が必要です。
濃度の高いホルマリンでは気化したものを吸い込むだけでも有害なので、作業の際には防毒マスクを着けて取り扱いを行います。

この、ホルマリン自体も看護師が交換するんですよね…

そうして準備できたものは、看護師か看護補助者が検査室に持っていきます。

手術を受ける患者さんへの手術前訪問

専門用語では「術前訪問」と言います。
その日に手術を受ける患者さんに、手術室看護師がお話を伺いに行きます。
この時に患者さんに会いに行く看護師は、主にその手術の外回りを担当する看護師です。
器械出し担当の看護師は、この時間に器械出しの準備を行います。

術前訪問では、患者さんの当日の様子を確認したり、その日の手術の簡単な流れや説明などを行います。
これらの事を通して、患者さんが安心して手術に臨めるようにします。

もし「手術室でかけて欲しいCD」などのリクエストがあれば、この時に手術室看護師に渡してもOKです。
どこの病院でも患者さんの希望のCDがあれば、基本的には大丈夫なはずです。

今回は、普段はあまり知る事のない手術室の裏側的なお話について書いてみました♪

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この記事を書いた人

はるさんです。
4年制大学を卒業後、看護師になりました。
二次救急指定病院で病棟・外来・手術室看護師として勤務。
現在は看護師をしながらフリーライターとして活動中です。
このブログは看護学生さんへの学生生活や実習のお役立ち情報を主に発信していく予定ですが、趣味の事などもつぶやこうかなと思ってます。
長らく更新を停止していました。
以前のコンテンツ(看護計画など)については、NOTEにお引越ししています。
よろしくお願いします(*'▽')

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