【基礎看護技術】洗髪(ケリーパット) 手順書

今回は洗髪の手順について解説していくよ♪

ベッド上で患者さんの頭を洗うんですね♪

特に成人や老年での受け持ちの患者さんへのケアで取り入れる事が多い援助なので
基礎をしっかりおさえておきましょうね♪

目次

洗髪の手順書作成にオススメの書籍

2冊とも、看護技術の具体的な根拠などが分かりやすくまとめられております。
これから技術を色々習っていくのに大変分かりやすく、オススメです★

洗髪の目的

・頭皮および頭髪の汚れを除去して清潔にし、感染を予防するとともに気分を爽快にする。

洗髪の準備物品

ケリーパッド
耳栓(青梅綿)
ブラシ
バスタオル
フェイスタオル1~2枚
ケープ
ポリ袋
防水シーツ
ガーゼ
シャンプー
リンス
空気入れ

洗髪の手順

以下の手順書は、実際にはるさんが学内実習の課題でまとめたもので
このまま実習にも持っていきました💡

項目手順根拠・留意点
1.必要物品の準備

2.患者へのIC


3.排泄の確認、着替えの準備

4.環境の準備










5.使用物品の準備







6.患者の準備
































7.洗髪


































8.洗髪後の援助





1.必要物品を準備する。

2.患者に洗髪の目的・方法を説明し、承諾を得る。

3.排泄の有無を確認し、着替えをそろえる。

4.部屋の準備をする。
 1)隙間風をなくし、室温を調節する。
 2)プライバシーを保護する。
 3)ベッド周辺を整える。
 ・床頭台など作業の障害になる物をベッドから離す。
 ・ベッドのストッパーを確認する。
 ・ベッドの高さを調節する。

5.
 1)ケリーパットに空気を入れる。
 2)必要物品を患者の傍へ運び、整える。





6.
 1)患者の枕を取り除き、上半身をベッドの端に寄せ、患者の身体を斜めにする。
 2)患者の膝を曲げて枕で支える。
 3)タオルをひし形折りにして患者の首に巻く。


 4)枕カバーの下にゴム枕カバーをした枕を、患者の肩および背中の下に入れる。
 5)バスタオルを枕の上に少しかけて、頭の下に敷く。
 6)ケリーパッドの空気の入っている部分を、患者の項部に密着させて当て、ケリーパッドの端を空のバケツの中に入れる。




 7)患者の胸および肩をタオルケットで充分に覆い、耳に青梅綿で耳栓をする。
 
 8)毛髪にブラッシングをかける。






7.
 1)小ピッチャーに温湯を入れて毛髪を濡らし、次にシャンプーを少しずつかけて泡立たせながら毛髪と頭皮をよく洗う。
 2)頭部を片手で支えながら、後頭部や生え際を丁寧に洗う。
 ・髪が長い場合は、まとめて手でしごき、ざっと泡を除去する。

 4)頭髪の生え際に手でフェンスをつくり、湯は頭頂に向けてかけ、シャンプー成分が残らないように洗い流す。

 5)痒い部分や洗い残しがないか患者に確認し、汚れが落ちにくい場合は2度洗いをして好みでリンスをする。

 6)ケープをはずし、耳栓を取り除き、首にかけていたタオルで毛髪を覆う。(襟元のタオルは広げる。)



 7)髪をかき分けて毛根部を乾かすように、ドライヤーで完全に乾かす。





8.
 1)ブラシで整髪し、看護師Bが寝衣を整える。
 2)環境を元に戻し、使用物品を片付ける。
 3)報告を行う。
 ・患者の状態(必要に応じてバイタルサインも)
 ・頭皮、皮膚、毛髪の状態(発赤、発疹、乾燥など)
 ・患者の感想(爽快になったかどうか等)
1.防水シーツはツルツルの面が上になるように敷く。
2.頭皮・頭髪の汚れを除去して清潔にするという事を分かりやすい説明で伝える。
・体位変換の説明
3.援助中の排泄は患者のストレスになる。


4.
・室温22度±2℃、湿度50%
 冷感を感じさせないようにする。
・多床室ではカーテンあるいはスクリーンを使用する事で個人のプライバシーを保護する。
・患者に確認しながら行う。
・ベッドの高さ調節の際は目をつむってもらうように声をかける。
★ドライヤーのコンセントが届くか確認する。

5.空気を入れたケリーパッドは排水バケツの上に置く。
・バケツは床頭台の横(患者の頭側の床)に新聞紙を敷いて、その上に置く。
・ドライヤーは床頭台、枕は足元の椅子の上に置く。

6.
 1)2人で5cmほど下げ、お互いが手前に引く。→肩が5cmほど出る。
 2)腹壁の緊張を和らげるため。
患者が不快感を感じない姿勢にする。
 3)タッグをとって巻く。
 ・首回りを濡らさない為。
 4)患者が安楽な体位を取れるように留意する。
 5)枕やベッド上が濡れないように配慮する。
 6)患者が不快感を感じない体位にする。
・この時、項部にあたる部分にもタオルを2枚敷く。
・髪の長い人はケリーパッドに湯を入れて洗う。
・洗髪車を使う場合はフェイスタオルを2枚重ね、ナイロン袋に入れた物をクッション代わりにする。
 7)耳に水が入らないように注意する。
 8)髪の絡まりを取り、洗髪中に抜け落ちる毛の量を少なくする為、予め髪の状態を整えておく。
 ・くしで髪の毛をオールバックにしておく。
 ・髪の長い人は毛先から濡らしていく。


7.
 1)きちんと湯温を確認する。
 ・湯温は患者の好みに合わせる。
 ・指腹でマッサージしながら洗う。
 2)特にフケが溜まりやすい頭頂部は2回以上洗う。
 ・フケを除去するためには、適度な圧を加える。
 ・耳介を押さえ、頭を左右交互に傾ける。
  ①円を描くように生え際を洗う。
  ②側頭葉から頭頂葉に向けて洗う。


3)すすぎの際に洗い流しやすくするため。

 4)シャンプー成分だけで必要な湯量は3.4±3.5Lであるので、毛髪をしごく前に頭髪の長さやリンスの有無を考慮して湯を準備する。




 6)水分をタオルで押さえ、よく取る。耳栓を外す。
 ・看護師Bはバケツを片付ける。
 ・バケツとケリーは下、枕・綿毛布は上に置く。

 7)ドライヤーのコンセントは看護師Bに刺してもらう。
 ・自分の手にドライヤーを当てながら、約10cmの所で乾かす。
 ・熱風が直接顔に当たらないようにする。

8.
 1)抜け毛はまとめてポリ袋へ入れ処分する。
 2)次に使う事を考えてもとにあった場所に片付ける。
 3)床と襟元が濡れていないか確認する。

<参考文献>
・深井喜代子著,「新体系 看護学全書 基礎看護学③ 基礎看護技術Ⅱ」,メヂカルフレンド社,2013年,P158-161
・吉田時子著,「看護技術学習書」,日本看護協会出版会,1979年,P197-200

洗髪の手順は以上になります♪
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この記事を書いた人

はるさんです。
4年制大学を卒業後、看護師になりました。
二次救急指定病院で病棟・外来・手術室看護師として勤務。
現在は看護師をしながらフリーライターとして活動中です。
このブログは看護学生さんへの学生生活や実習のお役立ち情報を主に発信していく予定ですが、趣味の事などもつぶやこうかなと思ってます。
長らく更新を停止していました。
以前のコンテンツ(看護計画など)については、NOTEにお引越ししています。
よろしくお願いします(*'▽')

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